こんにちは、Kentoです。
今回は、英語学習でなかなか成果が見えないと感じている方に向けて、「GAP(ギャップ)」ではなく「GAIN(ゲイン)」に焦点を当てる思考法をご紹介します。
英語学習は、どうしても成果が出るまでに時間がかかるものです。そのため、「なかなか上達しない」「このやり方で合っているのかな」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな時に思い出してほしいのが、アメリカのベンジャミン・ハーディ氏とダン・サリバン氏が提唱する「The Gap and The Gain」という考え方です。
「GAP(ギャップ)」と「GAIN(ゲイン)」とは?
「GAP(ギャップ)」とは、現在の自分の状態と理想の自分の状態との「間」、つまり「まだできていないこと」に焦点を当てる考え方です。
この思考に陥ると、常に不足感を感じてしまい、なかなか成長を実感できず、モチベーションの低下につながります。
一方、「GAIN(ゲイン)」とは、「これまでに達成してきたこと」や「今できること」に焦点を当てる考え方です。
理想の自分とのギャップではなく、過去の自分と現在の自分を比較して、「以前よりできるようになったこと」や「理解できるようになったこと」に目を向けます。
英語学習で「GAIN」に焦点を当てる3つのコツ
この「GAIN」の考え方を英語学習に取り入れることで、ポジティブな気持ちで学習を続けやすくなり、結果として英語学習の成功につながります。
では、具体的にどうすれば「GAIN」に焦点を当てられるのでしょうか?
Kento がお勧めする3つのコツをご紹介します。
1. 過去の自分と比較する
他人と比較するのではなく、過去の自分と今の自分を比べてみましょう。
必ずしもTOEICや英検などのスコアで比較する必要はありません。
例えば、「以前は教材を買っただけで満足して全然勉強していなかったけれど、今は毎日15分でもコツコツ続けられている」といった、学習習慣の変化でも良いのです。
当時の自分が何をしていたか、そして今はどんな学習をしているのかを振り返ることで、成長を実感できるはずです。
2. 学習記録をつける
日々の学習内容を記録しましょう。
どんな教材を使ったか、何時間勉強したかなど、些細なことでも構いません。
学習記録は、自分がどれだけ英語学習に時間や労力を費やしてきたかを可視化するのに役立ちます。
たとえ英語力がすぐに伸びなくても、学習時間は着実に増えているはずです。
例えば、毎日30分のインプットを続けていれば、積み重ねることで膨大な量の英語に触れていることになります。
これは間違いなく自信につながります。
3. できることリストを作る
自分が「できること」をリストアップしてみましょう。
学習を進める中で
「以前は難しかった教材の内容が理解できるようになった」
「聞き取れなかった単語が聞き取れるようになった」
「英語で話す時に、以前よりスムーズに言葉が出てくるようになった」など、
小さな「できるようになったこと」に気づくはずです。
そうした小さな成長も記録に残しておくことで、自分の進歩を実感しやすくなり、モチベーション維持につながります。
以前は英語を話すと口が疲れていた生徒さんが、トレーニングを続けるうちに疲れなくなったという例もあります。
これも立派な成長であり、「できること」の一つです。
まとめ
英語学習で成果を感じられない時は、「まだできていないこと」に目を向けるのではなく、「これまでできるようになってきたこと」「今できること」に焦点を当ててみましょう。
過去の自分と比較したり、学習記録をつけたり、できることリストを作ることで、自分の成長を可視化し、ポジティブな気持ちで学習を継続できるはずです。
今回の内容が、少しでも皆さんの英語学習の助けになれば幸いです