英語習得の科学

科学的に正しい英語学習法について紹介します!

英語が口からスラスラ出てくるようになるスピーキング練習法

こんにちは、Kentoです。

今回は、スピーキング力を伸ばすための効果的な学習法をご紹介します。

これまでにもスピーキングのメカニズムや効果的な学習法について話してきましたが、今回紹介するのは特におすすめの方法です。

結論:メモを見ながら英語を話す!

いきなりですが、結論を言います。それは 「メモを見ながら英語を話す」 という学習法です。

「え、メモを見ちゃっていいの?」と思いましたか?

 

むしろ、メモを活用することで スピーキングの本質的な部分を効果的に鍛えることができる んです。

 

この方法について詳しく解説していきます!

 


スピーキング学習の基本ステップ

まず、スピーキング学習の流れを簡単におさらいしておきましょう。

  1. 言いたいことを考える → テーマや質問に対して、自分がどう答えたいか考える。
  2. 英語にする → 日本語で考えてもOK。とにかく自力で英語に変換する。
  3. 添削を受ける → 英語の先生やAI(ChatGPTなど)で文法や表現をチェック。
  4. 音読・繰り返し練習 → 添削後の文章を何度も音読し、できれば暗唱。

多くの人はこのステップで「何も見ずに話す」ことをゴールにしがちですが、ここが意外と難しいんですよね。

 

そこで役立つのが 「内容を思い出すためのメモ」 です。


「メモを見ながら話す」ってどういうこと?

メモといっても 英語のカンペを丸写しするのではなく、短いキーワードでまとめたもの です。

 

ポイントは メモは日本語でOK ということ。

 

なぜ日本語なのか?それは 「言いたいことを英語にする」プロセスを鍛えることが目的だから です。

 

例えば、次のようなメモを用意するとします。

メモの例(自己紹介)

  • 仕事:英語教師、大学で9年
  • 趣味:映画、読書、筋トレ
  • 週末:家族と公園、カフェ

このメモを見ながら 即興で英語にする練習 をするわけです。

 

NG例:英語のカンペをそのまま書く

  • I have been teaching English for nine years.
  • My hobbies are watching movies, reading books, and working out.
  • On weekends, I go to a park with my family and visit a cafe.

これだと「読むだけ」になってしまい、スピーキングの練習にはなりません。


メモを活用したスピーキング練習法

では、具体的にどのように練習するのか、流れを説明します。

  1. メモを見ながら英語で話す → 完全に覚えていなくてもOK。
  2. 自分の話を録音する → 自分の英語を客観的に聞く。
  3. 録音をチェックする → 最初に作った英文と比べて、どこが言えなかったか確認。
  4. 言えなかった部分を再度練習する → 必要ならメモを修正。

この練習を繰り返すことで、徐々に 「メモなしでも話せる状態」 に近づいていきます。


なぜ「メモを見ながら話す」学習法が効果的なのか?

この方法が効果的な理由はシンプルです。

1. 「言いたいことを英語にする」プロセスに集中できる

スピーキングには3つのステップがあります。

  1. イデアを考える(何を話すか決める)
  2. 英語にする言語化する)
  3. 発話する(実際に口に出す)

この中で 最も大切なのは「英語にする」ステップ です。

メモを活用することで、次に話す内容を思い出す負担が減り 英語に変換することに集中 できます。

2. 記憶の負担を減らし、話すことに専念できる

長い文章を丸暗記して話そうとすると、覚えることに脳のリソースを取られ スムーズに言葉が出てこない ことがよくあります。

 

メモを使えば 「内容を覚える負担」 が減るため、英語に変換することに集中できるということです。

 

3. 「完全に覚えなければならない」プレッシャーがなくなる

暗記しなければいけないプレッシャーがあると、話すこと自体がストレスになります。

でも、メモがあれば 「忘れても大丈夫」 という安心感があり、よりリラックスしてスピーキングの練習ができるんですね。


メモの作り方:最初は日本語多め、徐々にキーワードへ

最初は 「ほぼ日本語」でもOK です。

例えば、

  • 仕事:英語教師 → "I've been teaching English for..."
  • 趣味:映画、読書 → "I love watching movies and..."

慣れてきたら、

  • 仕事 → "teaching 9 years"
  • 趣味 → "movies, books, gym"

というように、キーワードだけにしていくのが理想 です。

この方法なら、無理に丸暗記しなくても 言いたいことを英語にする力 が鍛えられます。


まとめ

今回は、「メモを見ながら英語を話す」 というスピーキング学習法について紹介しました。

この方法のポイント

✔ メモを使うことで 「言いたいことを英語にする」 スキルが鍛えられる!
✔ メモは 日本語でOK! 英語にする力を養うため。
✔ 最初は 日本語の文章でもOK! 徐々にキーワードにしていく。
録音→チェック→修正 のサイクルで効果アップ!

この方法を取り入れれば、英語を話すことへのハードルがぐっと下がる はずです。

ぜひ試してみてください!

 

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!